春の白い花、見分けられる?ヒナギクとフランスギクの違いを解説!

この写真の花はどっち?
春の公園や草地に咲く、かわいらしい白い花たち。
その中でもよく見かけるのが「ヒナギク」と「フランスギク」です。
どちらも似たような白い花びらと黄色い中心を持っていますが、実は全く違う植物です。
この記事では、ヒナギクとフランスギクの簡単な見分け方をご紹介します!
■ ヒナギクとは?
ヒナギク(Bellis perennis)は、ヨーロッパ原産の多年草で、日本では「雛菊(ひなぎく)」とも呼ばれます。
- 花の大きさ:直径2〜3cmほどの小さな花
- 草丈:10〜15cmと非常に低い
- 咲く場所:芝生や草地、踏みつけられるような場所
- 葉の形:地面に広がるロゼット状で、丸みのある葉
- 花期:春〜初夏(3〜6月頃)
芝生の中で咲く、小さくて可憐な花。それがヒナギクの特徴です。
■ フランスギクとは?
フランスギク(Leucanthemum vulgare)は、同じくヨーロッパ原産で、やや大ぶりな多年草です。マーガレットに似た姿から、見間違える方も多いです。
- 花の大きさ:直径5〜7cmと大きめ
- 草丈:30〜60cm、時には1m近くまで伸びることも
- 咲く場所:野原や道端、空き地など日当たりの良い場所
- 葉の形:茎に沿ってつき、切れ込みのある細長い葉
- 花期:初夏(5〜7月頃)
背が高く、茎の先にポンと一輪だけ咲いているのが特徴です。
■ ヒナギクとフランスギクの見分け方まとめ
特徴 | ヒナギク | フランスギク |
---|---|---|
花の大きさ | 小さい(2〜3cm) | 大きい(5〜7cm) |
草丈 | 低い(10〜15cm) | 高い(30〜60cm) |
花の位置 | 地面近く | 茎の先端 |
咲く様子 | 密集して咲く | 一輪ずつ咲く |
葉の形 | 丸くて地面に広がる | 細長くて切れ込みがある |
■ おわりに
春の野原や公園で見かける白い花。
「可愛いな」と思ったら、少しだけ立ち止まって観察してみてください。
それがヒナギクか、フランスギクか、
自然と見分けられるようになると、ちょっとした植物観察がもっと楽しくなりますよ!