元気がないキュウジロウ 〜いつもの朝が少し違う〜
いつもの朝、家の猫「キュウジロウ」は私と一緒に目を覚まし、軽やかな足取りで餌の前に座り込み、朝の空気を感じるためにベランダへと出ていく——そんな日々がずっと続いていました。
キュウジロウはベランダが大好きで、特に隣の家の様子をこっそりと覗き見るのが日課のようでした。何か特別なことが起きているわけではなくても、その好奇心いっぱいのまなざしと、ひょいと首をかしげる姿に、私たちは何度も笑顔にさせられてきました。
でも、最近、そんなキュウジロウに少し変化が見られるようになりました。
朝、いつもなら私より早く起きていたはずのキュウジロウが、布団の中でぐっすりと眠り続けているのです。起きてきても、いつもの元気がなく、餌にもあまり手をつけず、ベランダにも出ようとしない日が増えてきました。
「どうしたのかな?」と心配になります。季節の変わり目のせいか、それともどこか体調を崩しているのか——言葉を話せないからこそ、小さな変化に気づいてあげたい。
猫は時に気まぐれで、突然テンションが変わることもありますが、そんな中でも、私たち飼い主にできるのは、静かに見守りながら、いつもと違う「サイン」に気づくこと。
キュウジロウが再び、あのベランダで隣を覗く姿を見せてくれる日を楽しみに。今日はそっと、彼のそばに寄り添って過ごすことにします。


