5月1日とスズランの花

今日、私はスーパーでいち早くスズランの花を見つけました。小さくて白く、まるで鈴のような形をした、とても可愛らしい花です。
フランスでは、5月1日は「Fête du Travail(フェット・デュ・トラヴァイユ/労働の日)」として祝われています。これは労働者の権利を称える日であり、多くの人が仕事を休み、街ではデモ行進なども行われます。
この日にはもう一つの素敵な伝統があります。それがスズラン(フランス語で「le muguet(ル・ミュゲ)」)を贈る習慣です。スズランは幸運の象徴とされており、大切な人に感謝や幸せの気持ちを込めて贈ります。この習慣は19世紀ごろから始まったと言われています。
そんな背景を思い浮かべながら、今日見つけたスズランを部屋に飾ると、ほんのり甘い香りが広がり、なんだか心があたたかくなりました。


